努力の才能「スティーブ・ジョブズ 驚異のプレゼン」
本屋をふらふらしていると面白そうな本がおいてあり、
この本を手に取ってみました。
「スティーブ・ジョブズ驚異のプレゼン:人々を引き付ける18の法則」
スティーブ・ジョブズのプレゼン解体書
プレゼンの達人といえば、多くの人はスティーブ・ジョブズだとか考える人が多いのではないでしょうか。
この本では、筆者であるコミュニケーショントレーナーである、カーマイン・ガロが、スティーブ・ジョブズのプレゼンの要素を一つひとつ取り上げ、18の部門に分けて紹介しています。いわば、ジョブズのプレゼンの解体書となっています。
プレゼンをうまくなりたい人はもちろん、スティーブ・ジョブズが好きな人、また、何かの達人になりたい人におすすめです。
また、プレゼンをやる機会はないけれど、表紙のかっこよさにひかれたため読んだ僕のような人でも楽しめます。おすすめです。
努力の天才
全体的な内容は、スティーブ・ジョブズのプレゼンは、圧倒的な練習量に支えられているということです。
パワポで意識する点、話し方、プレゼンの準備方法、キレのいい言葉など具体的なことが書かれているのですが、これらの中にある最大公約数は、圧倒的な時間の努力です。
あの素晴らしいプレゼンをするのに特別な才能はいらないと筆者は断言しています。
必要なのは、才能ではなく努力なのです。
達人になるには
僕が一番心に残ったところを紹介します。
優れた成果を上げた人々につい様々な研究が行われており、何かが上手な人は必ず練習を積んでいることが確認されている。神経科学の専門家でミュージシャンでもあるダニエル・レビティンは、1万という数字がポイントだという。
どのようなことであれ、世界的な達人というレベルまで熟達するには1万時間の練習が必要なのです。
同じ練習量で、どんどんうまくなる人やあまりうまくならない人など別個の問題はありますが、1万時間という数字は脳が学習する仕組み的に合理的だそうです。
1万時間という膨大な時間にすこしうろたえましたが、同時に、1万時間何かに打ち込めば「達人」になれるかもしれないという希望が湧いてきました。
最後に
筆者によると、プレゼンがうまくなるには、本番と練習をひたすらに繰り返すこと。緊張しないようにする方法は、1に練習、2に練習3,4がなくて5に練習だそうです。
このことは、プレゼンだけにはとどまらず、いろいろな分野でいえることだと思います。
スティーブジョブズは5分のプレゼンにも一日何時間もの練習を何日も何日するのです。
あのスティーブジョブズでさえ大量の努力をするのだから、僕もなにかを成し遂げたいときは努力の鬼にならなくてはと感じる、そんな一冊でした。
少しでも気になった方はぜひ読んでみてください。
ご覧いただきありがとうございました。